2008年03月15日
(2321) みえるひと
打ち切られそうで打ち切られなかったけれど、結局打ち切られてしまった漫画。
ジャンプでお馴染みの打ち切りシステム。
人気のない漫画を容赦なく打ち切って連載終了さえる、この残酷なシステムによって、数多くの漫画が淘汰され、消えていきました。
そんな打ち切られる予兆ともいえるのがジャンプ誌面での掲載位置。
後ろのほうに行けば行くほど打ち切られる可能性が高くなっていき、最後尾が2〜3週ほども続くとなれば…………。
で、この「みえるひと」という漫画も、連載が始まって数ヶ月のうちに最後尾のほうに固定されて掲載されるようになりました。
しかし、幸運なことに、「そろそろ打ち切りかな……」と、思いきや、他の漫画が先に打ち切られたり、長期連載漫画が円満終了したり、ハンター×ハンターが長期休載になったりして、かろうじて生き残っていきました。
すると、どうでしょう?
打ち切りを免れる度に、面白くなっていくではありませんか。
打ち切りを回避するたびに、
魅力的な新キャラが登場し、
旧キャラもエピソードが付加され魅力が増し、
ショートエピソードの漫画がいつの間にかバトル漫画に変わっていったり、
最終エピソードのほうになると、
ジャンプ王道の仲間チーム対敵チームの団体戦やら、仲間の密かなパワーアップやらが次々に披露され、ストーリーにもキャラにも幅が広がっていきました。
それこそ長期連載の漫画に匹敵……いやそれ以上……の面白さでした。
まるで、瀕死の重傷から立ち直るたびに急激にパワーアップしていく戦闘民族がごとく、彼(この漫画)は何度も何度も立ち上がってきました。
サイヤ人と違うところは、最終的には死(=打ち切り)を迎える運命にあったということです。残念ながら。
悲しいかな、打ち切り圏内に一度突入してしまうと、抜け出すことはほぼ不可能であり、どれだけエピソードが面白くなろうとも、どれだけ打ち切られたこの漫画の代わりに始まる新連載の漫画が面白くなかろうとも、打ち切りは避けられないのです。
残念です。
ここまで書いて、まったく漫画の内容に触れていないことに気づきましたが、今になって語ることもありますまい。
序盤の一話完結エピソードが盛り上がらないからと言って諦めずに、ぜひとも最後まで読んでください。
いや、まぁ、最後は見事に打ち切りなんですけれども。
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終盤、サイヤ人襲来を彷彿とさせる展開でしたが、キャラ成長は見物でしたよね。打ち切り残念です。
現在連載中のサイレン、期待中です。